蜜いも
人は仮面を使い分けている。
仕事の時は仕事用。
友達と会う時は友達用。
滅多に会わない親戚用、
ご近所付き合い用。
多種多様な仮面を場面ごとに、
それは器用に使い分けている。
仮面を外せる時間は限られる。
そして、仮面をつけている時間が
長ければ長い程、自分自身ですら
仮面の下、素顔を忘れてしまう。
それは歳を重ねれば重ねる程
陥ってしまう深い穴。
鏡に向かって問いかける方が
マシなのかもしれない。
そうなってしまったらもうお終い。
仮面の下が形あるうちに
自分を愛してあげましょう。
形がなくなればもうお終い。
と、ハヒフヘが寝言で言っていました。